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在宅ケアにおける燃え尽き症候群に関連する要因とは?

在宅ケアにおける燃え尽き症候群に関連する要因とは?

概要

14件の文献がレビューされました。燃え尽き症候群は世界中の介護士・看護師に多く見られ、患者の利益のためにもこの事実を広く認識する重要性が示されました。レビューされた文献から、燃え尽き症候群に関わる要因や、ケアに与える影響、予防するために有効と思われる事項について纏められています。
燃え尽き症候群に関連した要因は文献ごとに紹介され、患者の親族との対立を経験することは、燃え尽き症候群の増加と仕事の満足度の低下につながることも示されています。
燃え尽き症候群を予防するための推奨事項として、
■看護管理者は、看護師の労働条件を注意深く調査すること。
■高齢者によくみられる病態に対して看護師が十分な知識をもつこと。
■業務上の困難やストレスに対処するためのトレーニングを受ける。
など、多数挙げられています。
※ 詳細については下記リンクより原文をご参照ください。(全文無料)

感想

介護士・看護師などの支援者は、患者の避けがたい苦悩や死、自身の無力感などに向き合い、ときには誹謗や暴力などの精神的ストレスを受けながら、献身的で質の高いケアが求められます。
数多くの報告があるにもかかわらず、決定的な結論を出す事ができない理由といて、ヘルスケアシステムが常に変化している点が挙げられ、組織(労働条件やチームの役割など)と個人(知識向上やストレス対応など)の両面へのアプローチが重要であるとしています。
患者だけでなく、介護・医療従事者を守るために、チーム全体で知識レベルを上げて対策をしておく必要があります。

原著

Factors associated with and impact of burnout in nursing and residential home care workers for the elderly
論文の詳細はこちら→ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6502144/

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