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軽度認知障害に芸術療法と音楽回想法は有効か?

軽度認知障害に芸術療法と音楽回想法は有効か?

軽度認知障害(MCI)は認知症への進行予防に重要な段階です。
芸術的な介入が認知症に効果があるかを検証したランダム化比較試験をご紹介します。

【概要】
経度認知障害(MCI)をもつ地域在住の高齢者68名がランダムにAT群(芸術療法)、MRA群(音楽回想法)、コントロール群に割付けらました。
AT群では、3ヵ月で神経認知ドメインがコントロール群と比較して改善し(平均差(d)= 0.40; 90%CI 0.126、0.679)、9ヵ月後も持続しました(d = 0.31; 90%CI 0.068、0.548) 。
抑うつと不安感、テロメアの長さは3ヶ月〜9ヶ月後で改善傾向にありましたが、統計学的に有意ではありませんでした。
芸術的介入に関連した悪影響はありませんでした。

【感想】
経度認知障害は早期に発見し、地域でケアしていくことが重要とされています。
こちらの論文では研究の質を高めるために無作為に割り付けられて検証しておりますが、実際には「芸術的な活動が好きか?」ということが適応の判断として重要だと思います。
認知機能の維持のために芸術的介入を行うのではなく、楽しみを得るために芸術的な活動が行われ、それが認知症予防につながっているという状態が望ましいのではないでしょうか。
ご高齢の方が知らず知らずに忘れていた「楽しい」を引き出す能力が求められているのかもしれません。

【原著】
Art therapy is associated with sustained improvement in cognitive function in the elderly with mild neurocognitive disorder: findings from a pilot randomized controlled trial forハart therapyハand music reminiscence activity versus usualハcare.
論文の詳細はこちら→ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30413216

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