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心不全患者の移行期ケアに有効な介入は?

心不全患者の移行期ケアに有効な介入は?

心不全患者の退院後の移行期ケア介入の有効性を検証する53論文のメタ解析です。

【概要】
全死亡率を改善させた介入のうち、訪問看護が最も効果的であり、全死亡率を22%減らしました。
医療コストの削減効果においても訪問看護が最も良好でした。
クリニックでの疾患管理、看護師の疾患管理も全死亡率低下に有効であり、電話介入、遠隔監視、薬剤師介入、教育的介入のみでは有意な予後改善効果は認めませんでした。

【感想】
この解析では介入方法ごとに検討していますが、実際には電話介入や薬剤師さんの介入も併せて行い、より質の高い在宅ケアが提供されていると思います。
心不全などの慢性疾患の疾患管理については、人対物(Human to Devise)よりも人対人(H to H)の方が効果的であるとされています。通信デバイスやアプリケーションの進歩により、遠隔で高精度H to Hが続々と報告されています。

【原著】
Comparative effectiveness of transitional care services in patients discharged from the hospitalwith heart failure: a systematic review and network meta-analysis.

【PDF】
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/ejhf.765

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28233442

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