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在宅における尿失禁のQOLへの影響とリスク因子は?

在宅における尿失禁のQOLへの影響とリスク因子は?

在宅における尿失禁のQOLへの影響とリスク因子に関する論文です。

【概要】
毎日失禁する場合、尿失禁症状・QOL評価質問票(ICIQ-SF)は平均4.2ポイント上昇し、有意にQOLが低下します。
リスク因子として歩行困難(4.5倍)、認知症(2.6倍)、女性(1.8倍)が高いオッズ比を示しました。

【感想】
ICIQ-SFは国際標準の尿失禁に関するQOL評価法で、4つの質問で構成されています。
本論文では、ロジスティック回帰分析の結果から、移動能力を保つことが中心的な役割を果たすだろうと結論していますが、尿失禁によるQOL低下を回避/最小化するために必要なケアは多岐に渡ります。
既知のリスク因子と実際に必要なケアを混同しないように注意して、予防と対応を検討する必要があると思います。

【原著】
Urinary incontinence in home care: a representative multicenter study on prevalence, severity, impact on quality of life, and risk factors.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28836236

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