内部障害・重度障害・がん・難病・終末期に特化した熊本の訪問看護ステーション

訪問看護はCOPDの自己効力感の改善に有効か?

訪問看護はCOPDの自己効力感の改善に有効か?

オレムのセルフケア理論に基づく訪問看護は、COPDの自己効力感の改善に有効である。という論文です。

【概要】
106名のCOPD患者をランダマイズして各53名の介入群と対象群に分けました。
介入群では教育ガイドグックが提供され、訪問看護にてケア・教育・監督が行われました。
介入群では、CSES(COPD self-efficacy scale)による自己効力感が有意に改善しました。最終訪問時のMRC息切れスケールによる呼吸困難感も改善しました。

【感想】
慢性疾患の疾患管理においては、自己効力感(Self-efficacy)を強化することが重要とされています。
疾患管理以外でも、主体性をもった自己決定を援助する際にも、自己効力感の視点が必要になることもあるように感じます。
支援者側が疾患名で価値観を押し付けないように注意しながら、疾患特性を考慮した支援を考えていきたいです。

【原著】
Home nursing care with the self-care model improves self-efficacy of patients with chronic obstructive pulmonary disease.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26820385

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