内部障害・重度障害・がん・難病・終末期に特化した熊本の訪問看護ステーション

訪問看護による終末期ケアの提供に関わる要因は?

訪問看護による終末期ケアの提供に関わる要因は?

日本における訪問看護による終末期ケアの提供に関わる要因を後方視的に調査した論文です。

【概要】
対象138,008人のうち1.7%の利用者において、在宅等で終末期ケアが提供されていました。
看護師が多いか、病院のベッド数が少ない地域では、訪問看護で終末期ケアを受ける割合が高くなりました。

【感想】
熊本県の人口あたりの病床数は全国3位を誇ります。訪問看護師が多いかは分かりませんが、人口あたりの看護師数と訪問看護ステーション数も上位に入る医療資源の豊富な地域といえると思います。
論文においては、病床数の豊富な地域では、医療機関と訪問看護師との連携ネットワークを構築して統合された終末期ケアのシステムを目指すことの重要性を示しています。
他にも、人生会議(ACP)や意思決定の支援など、終末期ケアにおいて在宅医療に求められる役割は多いと感じます。

【原著】
Factors associated with end-of-life by home-visit nursing-care providers in Japan.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27389916

コメント


認証コード0639

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.3.4
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional